夢が叶うNLP「目標設定に具体性を与える」

前回は「適確に設定された目標」の概要から、

肯定的に自分自身ができることを目標にする重要性を説いた。

 

今回は同じく適格に設定された目標につき2の項目をお伝えする。

3.目標を具体的にする

4.結果が達成できた証拠を明確にする

まとめれば、目標設定に具体性を与えることだ。

 

まず、3は巷間に流布していることだろう。

目標達成の状態がどのようになされるかを明確にする。

明確とは目標が達成することにつき以下を決めることだ。

 

・何月何日の何時(WHEN)

・何処で(WHERE)

・何を(WHAT)

・誰が(WHO)

・どのように(HOW)

 

つまり、4W1Hにわたって達成状態を細述するのだ。

 

自分が目標を達成するなら、誰がを書くことは不要に思える。

だが、これも書かないより書いた方が良いだろう。

書いた方が達成に向けて意識が高まるからだ。

 

実は、客観的な自分の姿が動機付けに役立つ。

客観的な自分の姿を使うNLPの確かなスキルがある。

そのスキルは、それを使う人を自己変革へと強く誘う。

客観的な自分の姿が変化へのモチベーションになるのだ。

細述は避けるが、スィッシュ・パターンがそのスキルだ。

 

話しを本筋に戻す。

どのようには、特に数値化することだ。

お金持ちになりたい、スマートになりたい、としても駄目だ。

数字で表していないと、具体的な行動が取れないからだ。

 

目標値があれば、達成のための行動にフィードバックを得られる。

行動の結果が、目標の数値に対してどれだけ近づいたか離れたか。

それを客観的に認識して、行動を調整するために必要なのだ。

 

目標値から離れたとしても、落ち込むことは不要だ。

NLPは「失敗はないフィードバックがあるだけ」と教える。

目標値に近づくように、新たな行動をとれば良いだけである。

こう考えれば、落ち込むだけより、選択の幅が広がる。

つまり、自分の可能性を広げられる。

 

例えば、6㎏のダイエットを目標にしたとする。

月に2㎏の割合で2ヶ月痩せ続けて、あとひと月で達成目前。

ところが、そのひと月で逆に1㎏太ってしまったとしよう。

だったら、もうひと月かけて3㎏痩せれば良いだけのことだ。

太ったからと言って、やけ食いするよりももっと運動する。

 

そのように状況を客観的に認識して行動を起こしたい。

そのために数値化して客観的に達成状態を捉えるようにしよう。

 

次は「4.結果が達成できた証拠を明確にする」に触れる。

証拠とは目標達成をしたときに何を見聞きするかのことだ。

視覚や聴覚、身体感覚で達成状態をどのように認識するかだ。

 

これは一般的に余り意識されないことかもしれない。

感覚に基づいて目標達成の状態を記述することを意味する。

その意味は2つのことを含意している。

一つは目標達成の状態に感覚に基づいた具体性を与える。

もう一つは達成に向け行動することの動機付けだ。

 

自分が目標を達成した状態を事前に想像するとどうだろう。

例えば、資格試験に合格した状態を次のように想像する。

 

「合格通知書の感触を手に感じつつ、

自分の受験番号の文字を目で確かめながら、

『やった、合格だ』と自分の呟きを聞いていて、

合格の喜びから胸がドキドキするのを感じている」と。

 

このように感覚に基づいて目標達成の状況を思い描く。

すると、未来のことだが既に自分の中に確かさが生まれる。

目標達成の状態が自分をどんな気持ちにするかも分かる。

とても良い気分なはずだが、それが行動への動機付けになる。

 

その記述を確認することが、自分を意欲に誘う。

換言すれば、目標を見ることの意味はここにある。

 

紙に書いた目標を見る視覚的な刺激が自分を意欲的な状態を招く。

感覚的な刺激がある反応を引き起こすことがアンカリングだ。

感覚に基づいて目標達成の状況を明確にすることは何か。

目標達成のためのアンカリングを形成することになる。

 

ここでアンカリングの事例をあげよう。

実は、その事例は生活の中に満ちあふれている。

 

例えば、視覚的なアンカリングを見てみよう。

信号の色が変わったことを見ることが、動作を変える。

視覚的刺激として青信号を見れば、前に進む。

同じく赤信号を見れば、前進を停止する。

 

聴覚的なアンカリングならこうだ。

オールディーズを聞くと、その頃の気持ちが再来する。

救急車のサイレンを聞くと、そわそわした気分になる。

あるCMの決めぜりふが聞こえると、何か飲み食いしたくなる。

 

身体感覚的なアンカリングはこうだろう。

電話の受話器を持った瞬間に、仕事モードの声色になる。

ある格闘家のポーズをまねすると、アグレッシブになる。

背中を丸めてとぼとぼ歩くと、気分が落ち込んでくる。

 

以上のようにアンカリングは日常的なことだ。

こうして、目標を紙に書いて事ある毎に目にする意味が分かる。

感覚的な記述を見る度に、自分が手に入れたい状態が立ち現れる。

視覚や聴覚、身体感覚に訴える記述は、それを内部に想起させる。

内部でも外部でも感覚的な刺激にほとんど相違はない。

 

その感覚的な刺激に対して感情や状態といった反応が起こる。

その1つが、目標達成が叶ったときに感じるプラスの状態だ。

すると、その状態を目指して意欲が湧き上がる。

だから、感覚に基づいた具体性を帯びた目標を見ることは大切だ。

 

ところで、その状態は未だ来ない時、未来の想像だ。

未来のある状態を想定することをNLPは未来ペーシングと言う。

未来ペーシングとは、簡単にいえばイメージトレーニングである。

例えば、明日のミーティングで何を話そうかと考えたとしよう。

それは、既に未来に対する想像だから、未来ペーシングになる。

 

未来ペーシングは、未来のある時間と空間へのアンカリングだ。

その時空の状態を思う内部刺激が、その人を意欲に誘う。

こうして人は目標達成に向かって行動し続けられる。

 

さらに行動した結果をフィードバックと捉え、選択の幅を広げる。

目標達成の状況をめがけて行動をし続けることが可能になる。

 

まとめよう。

目標に具体性を与えることは、行動を促進すると分かった。

行動を通してのみ、目標達成の状況はやってくる。

これは、極めて重要なことだろう。

記:NLPトレーナー 近藤哲生

 

 

近藤哲生事務局の西島からお知らせです。

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